全さとうきび農家が「エコファーマー」認定


化学肥料3割減が対象、多良間村全島の252戸に交付

全さとうきび農家が「エコファーマー」認定

 沖縄県は、化学肥料3割減の農家を対象とした「エコファーマー」の認定証を、多良間村全島のさとうきび農家252戸に交付した。島単位で全農家を認定するのは制度開始以来初めてという。

 エコファーマー制度は、環境配慮型の農業生産を目指して1999年に創設。多良間村は11年、黒糖エコ生産推進協議会を発足させ、化学農薬を使わない防虫対策を進めてきた。

 県庁での認定証交付式で、伊良皆光夫村長は「農家への説明に2年かかった。全国に安心・安全をPRし、観光にもつなげたい」と意気込みを見せた。