お客さまに楽しんでもらうことが第一」


落語協会、新会長に柳亭市馬さんを選出

お客さまに楽しんでもらうことが第一」

握手する落語協会の柳亭市馬新会長(左)と柳家小三治前会長=25日午後、東京都台東区

 落語協会は25日、東京都内で総会を開き、新会長に柳亭市馬さん(52)を選出した。任期は2年。前会長の柳家小三治さん(74)から大幅な若返りとなる。

 記者会見した市馬さんは「寄席のお客さまに楽しんでもらうことを第一に、先輩たちに大いに相談し、若い人たちにいい指針を与えられるようなかじ取り役でありたい」と抱負を述べた。

 市馬さんは大分県出身。1980年に五代目柳家小さんに入門し、93年真打ち昇進。古典落語を得意とする一方、2008年には美声を生かして歌手デビューするなど多才で知られる。