ソニー、日本でもクラウドゲーム


「プレイステーションナウ」、北米では来月開始

ソニー、日本でもクラウドゲーム

ゲーム配信の新サービスを説明するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)米国法人のレーデン最高経営責任者(CEO)=9日、米ロサンゼルス(EPA=時事)

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日、クラウド技術を活用したストリーミング(逐次再生)方式のゲーム配信サービス「プレイステーション(PS)ナウ」を日本と欧州でも提供する方針を明らかにした。サービスの開始時期は未定。北米では先行して7月末からサービスを始める。

 SCEはこの日、国際ゲーム見本市「E3」の開幕を翌日に控え、ロサンゼルスで新作ゲームなどの発表会を開催した。

 北米でのPSナウのサービスは当初、昨年発売した据え置きゲーム機「PS4」向けに、「PS3」のゲームソフトを100本以上配信。1本当たり2・99ドル(約300円)からレンタルできる。定額制サービスも検討している。PS4のほか、PS3、携帯ゲーム機「PSヴィータ」、PSナウ対応の液晶テレビなどでも順次サービスの利用が可能となる。

 一方、米マイクロソフトも9日の発表会で、据え置きゲーム機「Xbox One(エックスボックス・ワン)」向けに主力ゲームソフトの続編などを披露。同ゲーム機は同じ時期に発売されたPS4に販売台数で先行され、既に実質値下げに追い込まれた。日本では9月4日発売予定で、日本独自のゲームソフトやコンテンツサービスを近く発表する。(ロサンゼルス時事)