友好の原点「ピンポン外交」で日中関係の改善を
上海の卓球愛好家ら、きょう来日
上海の卓球愛好家が卓球を通して、中国と日本の絆を結び直そうとしている。5日から訪日、東京の愛好家たちと試合をするなど「ピンポン外交」を繰り広げる計画だ。
音頭を取ったのは、上海のテレビ局で日本語番組のキャスターを務める呉四海氏(51)。2012年の日本による尖閣諸島国有化以来、冷却化する日中関係に「何かしないと関係が最悪になる」と考え、「日中友好の原点のピンポン外交」に思い当たった。
米中国交正常化への道を開いたピンポン外交のきっかけは、1971年に名古屋市で開かれた世界選手権。呉氏は米中の仲介役を果たした日本の役割を高く評価している。
呉氏自身が上海の大学生競技会で優勝したこともある腕前で、多数の卓球仲間がいることも企画を後押しした。(上海時事)