若田光一さん、宇宙で雅楽器「笙」を演奏
ジョンソン宇宙センターで演奏するバイオリンと協演
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する若田光一さんは2日、地上と中継で結んだ音楽イベントに参加し、雅楽の楽器「笙(しょう)」を演奏した。
イベントではテキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター、同州の小学校、奈良県天理市の天理大学を結んだ。若田さんは宇宙センターでの音楽家によるバイオリン演奏に合わせて笙を吹いた。
ISSの船長を務める若田さんは小学校や天理大の参加者からの質問にも回答。地上での楽器演奏との違いを問われ、「宇宙ステーションには空気があり、空気圧は地上と同じなので、声も同じように伝わるし、楽器を特に調整する必要はない」と答えた。(ワシントン時事)