「ソチで出し切った」、穂積雅子さんが引退表明
バンクーバーの銀メダリスト、晴れやかな表情
2010年バンクーバー五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した穂積雅子(27)=ダイチ=が22日、富山市内で記者会見し、現役引退を表明した。「ソチ五輪で出し切って、達成感があった」と胸中を語った。
福島市出身の穂積は北海道・駒大苫小牧高からダイチ入り。バンクーバーでは田畑真紀、小平奈緒とチームを組み、決勝でドイツを相手に健闘。「念願の銀メダルでうれしかった」と振り返った。
11年夏に右足を痛め、今年2月のソチ五輪では個人3000メートルで21位、5000メートルで13位。「成績を残せず、自分の中が空っぽになった。4年後の平昌五輪を目指すという気持ちが湧いてこなかった」という。今後については白紙。「子供たちにスケートで学んだことを教えていきたい」と晴れやかな表情で話した。