白鵬、日馬富士、鶴竜3横綱が勢ぞろい
伊勢神宮の能舞台で奉納土俵入り
大相撲で71人目の横綱に昇進した鶴竜が30日、三重県伊勢市の伊勢神宮で白鵬、日馬富士とともに土俵入りを奉納し、モンゴル出身の3横綱が初めて勢ぞろいした。
春巡業初日のこの日、荒天のため土俵入りは能舞台で行われた。先輩横綱の白鵬、日馬富士が不知火型を披露した後、鶴竜が雲竜型で土俵入りすると、ひときわ大きな声援と拍手が送られた。鶴竜は「ありがたい。今は格好とかより、とにかく間違えないように。応援してくれる人たちの気持ちに応えられるよう、頑張らないといけない」と神妙な面持ちで語った。
鶴竜に横綱としての気構えなどを助言したという白鵬は「3人でも1人でも(背負う)責任は一緒。3人でいい成績を残さなければ」と述べ、日馬富士は「何よりお客さんに喜んでもらえるのが一番」と意気込みを示した。