成田空港の格納庫で紙飛行機大会


親子連れら約100人が参加、記録更新はならず

成田空港の格納庫で紙飛行機大会

子供たちの前で紙飛行機の模範演技を見せる滞空時間ギネス世界記録保持者の戸田拓夫さん(左から2人目)=30日午後、成田空港

 成田空港で30日、春休み中の親子連れら約100人が参加して紙飛行機教室が開かれ、航空機の格納庫内で自作の紙飛行機の滞空時間を競い合った。29・2秒のギネス世界記録を持つ広島県福山市の会社社長戸田拓夫さん(57)もゲストとして加わり、模範演技を見せるとともに、記録更新に挑んだ。

 日本航空が主催。同社には戸田さんが会長を務める「折り紙ヒコーキ協会」の認定を受けた指導員が約200人おり、全国各地で紙飛行機の作り方を教えている。この日はパイロットや整備士、客室乗務員ら10人がボランティアで参加し、よく飛ぶ折り方や飛ばし方を指導した。

 戸田さんは、この日も模範演技で何度か20秒以上の飛行を見せたが、あいにくの雨天で飛行機がしけてしまい、立会人を立てた公式の挑戦では最長11・5秒にとどまった。

 戸田さんは「記録が出なかったのは残念だが、どうしたら長く飛ぶのか分かってもらうには見てもらうのが一番。これを機に、紙飛行機の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話していた。