優勝の秘訣は「チームワークと女子力」
第3回「科学の甲子園」、三重県立伊勢高校が優勝
全国の科学好き高校生が知識や技能を競い合う第3回「科学の甲子園」(科学技術振興機構主催)が23日まで2日間、兵庫県西宮市で開かれた。各都道府県代表の47校が出場し、三重県立伊勢高校が優勝、2位は岐阜県立岐阜高校、3位は滋賀県立膳所高校だった。
伊勢高校は8人中3人が女子のチーム。キャプテン岡野将芳君(17)は、優勝の秘訣(ひけつ)を「チームワークと女子力です」と話した。
各校6~8人が筆記と実技に挑戦。実技では、ポリエチレンの袋などで作ったホーバークラフトに、マグネシウムを原料にした電池を乗せ、直線コースのタイムを競った。
大会は科学に親しむ生徒を増やし、学力をさらに伸ばしてもらおうと、2012年から同市で開催。今大会には過去最多の計6704人が参加した。来年は茨城県で開催される予定。
伊勢高校は、全米の中高生を対象にした大会「サイエンスオリンピアード」に親善チームとして参加する。