「法と正義の原則」で北方領土問題の解決を


強硬姿勢崩さないロシア

 北方領土問題を戦後政治の総決算として最大の外交課題と位置付ける安倍晋三首相は、就任以来、プーチン大統領との首脳会談を重ね、早期解決に向けた取り組みを続けてきた。先月4日の年頭記者会見で安倍首相は、「北方領土問題は首脳間のやりとりなしに解決できない」と指摘。プーチン大統領の訪日に関しては「引き続き最も適切な時期を探っていく」と意欲を示した。

 北方領土問題が70年以上も未解決という状況の中、安倍首相は、プーチン大統領と個人的な信頼関係を築き、活路を開くことを目指す。しかし、ロシア側は高圧的な言動を繰り返し、歩み寄る姿勢を見せない。


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