徳島、香川で和三盆糖作り始まる


徳島、香川で和三盆糖作り始まる

 高級和菓子などに使われ、寒冷期にしか生産できない和三盆糖作りが徳島、香川両県の一部で始まっている。手作業を伴う伝統的な製法が、特有の口溶けの良さや風味を生み出す。

 写真は、和三盆糖作り独特の「研ぎ」の工程。職人が水を掛けながら和三盆糖を練る作業。練り終えると、昔ながらの方法で圧力をかけ、一昼夜糖蜜を絞り出す。同様の作業を5日間繰り返すと、茶色い糖蜜が抜けて白い和三盆糖になる。研ぎの作業は6月ごろまで続く。