ケネディ駐日米大使が長崎を訪問


原爆資料館を視察、平和公園でハナミズキを植樹

ケネディ駐日米大使が長崎を訪問

ハナミズキを田上富久長崎市長(右)らと植樹するケネディ駐日米大使(中央)=10日午前、長崎市の平和公園

 キャロライン・ケネディ駐日米大使は10日午前、被爆地の長崎市を訪問した。ケネディ氏は1978年に広島を訪問しているが、長崎訪問は初めて。

 大使は長崎原爆資料館を訪れ、出迎えた田上富久市長と笑顔で握手。その後、長崎原爆での被害の実態や投下直後の惨状を示した展示室を視察し、被爆者の土山秀夫元長崎大学長(88)らから被爆体験などを聞いた。

 視察後、ケネディ大使はメッセージなどを書き残す「芳名録」に記帳。記者団に対し「資料館への訪問で、核軍縮の取り組みへの思いを新たにした」と感想を述べた。視察中、大使は終始メモを取りながら真剣な様子で、土山氏は「被爆者の米国に対する気持ちをくみ取ろうとしているのがよくうかがえた」と話した。

 大使はその後、平和公園の祈念像前で献花。米国への桜寄贈100周年を記念して、米国から返礼として贈られた「友好の木ハナミズキ」の植樹式に参加し、「日米両国間の絆は年々深化し、広がり続ける」と強調した。