「新人さんいらっしゃい」復興担う若者に期待
福島で地元社長がFM局の番組を企画
福島市の中小企業の新入社員がパーソナリティーを務め、市内の他企業の新人を毎週ゲストに招いて作る地元コミュニティーFM局のラジオ番組が注目を集めている。同市のガス供給会社経営篠木雄司さん(51)が企画。東京電力福島第1原発事故の影響が続く中、「ふるさとの復興を担う若者の成長につながれば」との思いから番組を支えている。
「はい。では続いて今一番頑張っていることは何でしょうか」
「私はフロント業務をしているので、頻繁に見えるお客さんの顔と名前を覚えて、すぐにご案内できるようにしたいと思っています」
11月中旬の水曜日午後1時すぎ。FM局のスタジオでは、篠木さんの会社の新入社員で番組進行役の矢内真生さん(20)と、ゲストの結婚式場社員安斎雄貴さん(18)が生放送に臨んだ。安斎さんは地元福島で働く自分の思いを語った。