江戸時代からの伝統の舞「太太神楽」


栃木県宇都宮市今泉の八坂神社で

江戸時代からの伝統の舞「太太神楽」

 栃木県宇都宮市今泉の八坂神社で2月28日(日)、江戸時代から受け継がれてきた太太神楽(だいだいかぐら)が行われる。10時から神事が始まり、演舞は10時30分から15時まで。

 太太神楽は出雲の古社佐太神社に起こった出雲流神楽の流れをくみ、京都の家元から全国へ広がっていった。八坂神社の神楽は、江戸時代の寛政年間(1789~1801)に、神官の葭田氏が神田明神に出向いて技能を伝承してきたものという。

 演目は24座あったといわれるが、現在は午前中に5座、午後に5座行うだけになっている。宇都宮市の無形文化財で「国定めの舞」「猿田彦の舞」「天岩戸の舞」「山の神の舞」は必ず奉納している。