「ドラえもん」「ONE PIECE」が表彰
都内で「日本商品化権大賞」授賞式を開催
国内外で昨年一年間に活躍したキャラクターの商品化権などを持つライセンス団体、個人を表彰する「日本商品化権大賞2015」表彰式がこのほど、都内のホテルで開催され、「ドラえもん」「ONE PIECE」など国民的人気を呼んだ5作品が表彰された。
同大賞は内外で活躍した商品キャラクターのライセンス(許可証)を持つ団体・個人を表彰し、商品化ビジネスの振興・人材育成を目指すもの。政府が推進するクールジャパン戦略に貢献する活動として、12年から毎年表彰式を行ってきた。表彰式は日本商品化協会が主催、経済産業省が後援している。
今回、キャラクターの顧客吸引力を高めた「国内部門」には「機動戦士ガンダムシリーズ」を国内で放映し世界にも配信、日本・アジアで1000億円の経済圏を創出した「創通」と「サンライズ」の2社が選ばれた。
日本発のキャラクターでありながら、海外と国内で顧客吸引力を高めた「グローバル部門」には、「ドラえもん」を手掛けた「藤子・F・不二雄プロ」、「初音ミク」の創作の輪をアジアや欧米で展開して世界的なマーケットを創出した「クリプトン・フューチャー・メディア」の両社が選ばれた。
最終審査員が推薦したキャラクターに贈る「審査員特別賞」には、少年漫画「ONE PIECE」が選ばれた。常設のテーマパーク「東京ワンピースタワー」をオープンさせ、開園48日目で来園者10万人を達成した点などが評価され、集英社と東映アニメーションの両社が表彰された。