日本男子が韓国に逆転勝ち、アジア王者でリオへ


成長続けた若き日本が2点差で逆転、驚異の反発力

日本男子が韓国に逆転勝ち、アジア王者でリオへ

優勝杯を掲げて喜ぶU23日本代表。中央は手倉森監督=30日、ドーハ(時事)

日本男子が韓国に逆転勝ち、アジア王者でリオへ

韓国戦の後半、浅野(右)が勝ち越しゴールを決める=30日、ドーハ(時事)

日本男子が韓国に逆転勝ち、アジア王者でリオへ

韓国戦の後半、同点ゴールを決め喜ぶ矢島=30日、ドーハ(時事)

 喜びが爆発した表彰台から、ぎこちなさも少し漂った。その姿は「勝てない世代」と言われた若き日本が急成長した証し。「ドラマチックだった。優勝を届けられて良かった」と手倉森監督。たくましくなった選手たちの手で3度宙を舞った。

 後半の序盤までに2失点。今大会初めて先手を取られ、内容も悪かった。先制された国際試合は過去1分け3敗。それでも心は折れなかった。苦しい局面をはね返してきた自信と、「韓国は終盤に足が止まる」という分析があった。

 後半15分に快足の浅野が投入されると、反撃ののろしが上がる。22分に矢島のスルーパスに浅野が抜け出してまず1点。1分後には矢島が頭で同点ゴールを畳み掛けた。気持ちも運動量も落ちた韓国に攻勢を続け、ついに同36分、浅野が冷静に決勝点を決めた。

 わずか14分間で3点を奪った逆転劇。矢島は「あそこからひっくり返すというのは、なかなかできないこと。勝ち切る力が付いてきた」と言った。年代を問わず不足していた反発力を宿敵にぶつけ、2014年の仁川アジア大会で敗れた雪辱を果たした。

 大会を通じて23人中22人を起用し、チーム一丸で手にした6戦全勝の優勝。手倉森監督は「ますます成長したくなる結果になったと思う。アジア王者としての自覚と責任とともに、まだまだこのままじゃいけないという思いにもなるだろう」と話す。アジアを制しての五輪切符は通過点。今大会で得た自信を胸に、さらなる成長を期してリオへ乗り込む。(ドーハ時事)