真夏のブラジル・リオで、「極寒バー」が人気
キリンが出店、氷点下10度の新名所
8月に五輪が開催されるブラジルのリオデジャネイロで、マイナス10度の極寒でお酒を楽しむ「アイスバー」が人気だ。カウンターや椅子、壁はすべて氷。気温40度を超える真夏のリオで新名所となっている。
キリンビールの現地子会社と地元スーパーチェーンが、五輪メーン会場近くに共同出店。3月12日までの期間限定で、氷のグラスに日本酒などを提供する。
利用客は、貸し出された分厚い上着や手袋を着用し、最初に室温17度の待機室で寒さに慣れてから入店する。ビールは凍ってしまうため店外でしか飲めないが、ブラジル初のアイスバーとあって、1日250人以上が訪れる盛況ぶりだ。
家族で訪れた弁護士ネイ・アウガンタラさん(27)は「初めて経験する寒さ。鼻が痛い」と笑いながら「避暑」を楽しんでいた。(リオデジャネイロ時事)