アクアシティお台場に「地平ジュンこ」登場


世界初の観光案内アンドロイド、日英中3カ国語を話す

アクアシティお台場に「地平ジュンこ」登場

 東芝が開発した女性型アンドロイド「地平(ちひら)ジュンこ」(写真中央)の観光案内所が17日、東京都港区のアクアシティお台場にオープンした。アンドロイドが常設する観光案内所は世界初。「東京都臨海副都心おもてなし促進事業」の一環で配置された。

 大阪大学やアンドロイド開発を手掛けるエーラボなどと産学連携で作られ、人間らしい容姿と自然な腕や手の動き、東芝独自の音声合成技術で流暢(りゅうちょう)に日本語・英語・中国語の3カ国語を話す。空中ディスプレーで操作し、施設内の店舗案内や交通案内、国内の主要観光地の案内をする。

 東芝研究開発統括部の徳田均さんは「観光案内だけでなく、日本の科学技術の高さも同時に伝えられる。ロボットとしてではなく、温かみのある本物の人間のようにおもてなしをして、見る人が癒やされる観光案内所になってほしい」と語った。