大村・梶田さんら、椅子にサインする恒例行事へ
ストックホルム市内のノーベル博物館のカフェで
今年のノーベル医学生理学賞を受賞する大村智北里大特別栄誉教授(80)と物理学賞の梶田隆章東京大宇宙線研究所長(56)は6日午前(日本時間同日午後)、ストックホルム市内のノーベル博物館を訪れ、椅子にサインする恒例行事に参加した。
2人は他の受賞予定者とともに館内のカフェで、客が使う椅子の裏にサインした。大村さんは「伝統行事に参加できた」と笑顔で話した。
大村さんは寄生虫病薬「イベルメクチン」を生み出す放線菌の画像など5点を博物館に寄贈。絵画に造詣の深い大村さんは「微生物が美しいと分かるものにした」と語った。
梶田さんは素粒子観測施設スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)のセンサーを贈る。(ストックホルム時事)