仙台市内を横断する市営地下鉄東西線が開業


東日本大震災の津波で被災した沿岸部と市中心つなぐ

仙台市内を横断する市営地下鉄東西線が開業

開業した仙台市営地下鉄東西線の一番列車に乗る乗客ら=6日午前、仙台市若林区の同線荒井駅

 仙台市内を横断する市営地下鉄東西線が6日、開業した。東日本大震災の津波で被災した沿岸部と市中心部をつなぎ、通勤・通学の利便性向上や沿線開発の促進が期待される。

 東西線は荒井(若林区)-八木山動物公園(太白区)間の13・9キロで、13駅を26分で結ぶ。路線の真ん中にある仙台駅で、既存の地下鉄南北線と十字の形に交差する。

 被災地に近い東端の荒井駅周辺は、復興公営住宅や集団移転した戸建て住宅が建設され、2万人弱の新しい街づくりが進んでいる。

 荒井駅での一番列車出発式で、奥山恵美子市長は「震災で被災した荒井地区にとっても地域発展のシンボルだ。仙台をけん引する大きな力を発揮してほしい」と話した。

 市は東西線の乗車数を1日8万人と予測。年3%増を見込み、10年目の単年度黒字化を目指す。累積赤字の解消は24年目を目標としている。

 開業前日の5日は、試乗会中に運行管理システムにトラブルが発生し電車9本が停止したが、6日は予定通りに一番列車が運行開始した。