今年の顔に五郎丸選手ら11人が選ばれる
人形店「久月」本社で恒例「変わり羽子板」を披露
明るい話題を提供した人を題材にした年末恒例の「変わり羽子板」が3日、東京・浅草の老舗人形店「久月」本社で披露された。今年の顔に選ばれたのは、ラグビーワールドカップで日本代表の歴史的3勝に貢献した五郎丸歩選手、ノーベル医学生理学賞に決まった大村智北里大特別栄誉教授、同物理学賞の梶田隆章東京大宇宙線研究所長ら11人。
昨年、成年皇族となられた秋篠宮殿下御夫妻の次女佳子殿下、半世紀ぶりとなる米キューバ国交回復を仲介したフランシスコ・ローマ法王、巨大経済圏を生む環太平洋連携協定(TPP)交渉で大筋合意を成し遂げた甘利明担当相らもお目見えした。同社の横山久俊専務(33)は「明るい話題を思い出し、年の瀬を迎えてほしい」と話した。
今年で30回目を迎え、記念作品として1作目にも選ばれたダイアナ元妃ら英王室4人をデザインした特大羽子板も制作された。本社での公開は6日まで。17~19日には浅草寺境内で催される羽子板市で展示される。