幕末の志士・坂本竜馬、なぎなたも「一流」


20年ぶり「北辰一刀流」の免状を発見、本物と確認

幕末の志士・坂本竜馬、なぎなたも「一流」

約20年ぶりに見つかった坂本竜馬のなぎなたの免状「北辰一刀流長刀兵法目録」。竜馬の婚約者とされる千葉佐那の名前も確認できる=7日午後、京都市の京都国立博物館

 幕末の志士、坂本竜馬が江戸で剣術となぎなたの流派「北辰一刀流」の修行をしていた頃のなぎなたの免状が約20年ぶりに発見され、京都国立博物館(京都市)が7日、本物だと発表した。筆跡や紋などを調査した宮川禎一列品管理室長は「長年行方不明だったが、間違いなく本物。竜馬はなぎなたの腕も一流と確認できた」と話した。

 免状は「北辰一刀流長刀兵法目録」。流出していた米国から1963年に高知県へ戻されたが、約20年前に所在不明となっていた。今年5月、高知市の70代男性が同県香南市で竜馬歴史館などを経営する男性(74)に譲り、現存が分かった。

 1858(安政5)年に当時の道場主千葉定吉によって書かれたものとみられる。竜馬の名と共に、21のなぎなたの技や北辰一刀流を受け継ぐ千葉家の関係者名が並び、竜馬の婚約者だったとされる定吉の長女佐那の名も記載されている。

 竜馬が同流派の剣術となぎなたの免状を三つ持っていたとする文書は残されているが、いずれも焼失したとされていた。宮川室長は「竜馬の修行時代の資料は少なく貴重。佐那の名もあり、竜馬ファンは垂涎(すいぜん)だろう」と話した。目録は13日から香南市のレジャー施設「アクトランド」内の竜馬歴史館で常設展示される。