三重県警、過激デモ対策の初訓練
伊勢志摩サミット警備で
来年5月に三重県志摩市で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に、三重県警は26日、サミット開催に反対する過激デモ集団を想定した警備訓練を初めて行った。県警の機動隊員約300人が参加した。
訓練では、デモ隊がサミット会場周辺で座り込みをしたり、事前に申請した進路を外れて機動隊に突進したりする場合を想定。約70人の機動隊員らが、「サミット反対」を叫ぶ計約70人のデモ隊役の隊員らと並進し、突進時には盾ではねのけるなどして対処した。
篠原英樹・県警警備部長は訓練終了後、「安全にサミット警備を遂行させることがわれわれとしてのおもてなしだという気持ちを持って、訓練にまい進してほしい」と隊員らに呼び掛けた。