荒木奏美さん、第1位の「大賀賞」を受賞


国際オーボエコンクール・軽井沢でアジア勢初

荒木奏美さん、第1位の「大賀賞」を受賞

第11回国際オーボエコンクール・軽井沢で第1位「大賀賞」を受賞した荒木奏美さん(東京交響楽団提供)

 東京交響楽団は11日、同楽団の首席オーボエ奏者の荒木奏美さん(22)が今月3~10日に長野県軽井沢町で開催された第11回国際オーボエコンクール・軽井沢で第1位の「大賀賞」を受賞したと発表した。日本人の受賞は初めてで、アジア勢としても史上初。軽井沢町長賞(聴衆賞)も受賞した。

 荒木さんは茨城県東海村出身。9歳からオーボエを始め、現在は東京芸術大学4年生。

 同コンクールは、元ソニー社長で音楽家としても知られた故大賀典雄さんの発案で、1985年からソニー音楽財団が3年ごとに開催。世界の若手オーボエ奏者の登竜門として知られている。