JR西日本、「トワイライトエクスプレス」終了
臨時列車も来年3月が最終運行、下関駅から大阪駅へ
JR西日本はこのほど、今春の定期運行終了後も旅行会社による団体専用の観光臨時列車として運行を続けてきたかつての寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両使用を、来年3月に終了すると発表した。
臨時列車は今年5月から、最上級のA個室寝台車4両とサロンカー、食堂車などで編成し、旅行会社主催の「特別な」トワイライトエクスプレスとして30回以上運行されてきた。最終の運行日は来年3月21日で、山口県下関駅から山陰線、伯備線などを経由し、大阪駅へ向かう。
トワイライトエクスプレスの名称は、来春から新型車両を導入して観光臨時列車として運行を始める「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」に引き継がれるが、長距離運行の寝台特急として長らく鉄道ファンに親しまれてきた車両は、全て姿を消すことになる。