ナザルアハリ大使、「都市問題解決の参考に」
西新宿の都庁でイラン大使、舛添要一都知事を表敬訪問
イラン・イスラム共和国のレザ・ナザルアハリ駐日大使が9日、東京・西新宿の都庁で舛添要一都知事を表敬訪問した。
会談の冒頭、舛添知事は東京のインフラや防災、社会保障などの問題解決の技術が書かれた「Tokyo Tech Book」を渡した。また、今月から都内の家庭に、さまざまな防災対策が書かれたガイドブック「東京防災」を配っていることを紹介し「近いうちに英語版を出すので、両方ともイランの防災に役立ててほしい」と語った。
ナザルアハリ大使は「東京が大都市の問題を解決していることを参考にしたい。今後は東京とテヘランの姉妹都市協定の議論をしていきたい」と語った。さらに、2020年の東京五輪の時に、イスラム圏の選手たちや観光客に、安全なハラルフード(イスラム教で許された食品)を提供してほしいと依頼。舛添知事は「東京五輪までに多くのイスラムの方に安心して食べていただけるよう、日本のハラルフードをアピールしたい」と語った。