トヨタ、主力のHV「プリウス」を全面刷新


燃費リッター40キロに、流線型でスポーティーに

トヨタ、主力のHV「プリウス」を全面刷新

トヨタ自動車が6年半ぶりに全面刷新したハイブリッド車「プリウス」=8日、米ラスベガス(時事)

 トヨタ自動車は8日、約6年半ぶりの全面刷新となる、主力のハイブリッド車(HV)「プリウス」の第4世代モデルを、米ラスベガスで世界初公開した。燃費は1リットル当たり40キロとみられ、2割以上向上する見込みだ。年内にまず日本で発売する。

 新型プリウスは、車高が約2センチ低くなった一方、全長は約6センチ長くなり、流線型が強調されたスポーティーなデザイン。

 コスト削減と商品力向上を両立させる車づくりの新方針「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」を初採用。基本部品の汎用(はんよう)性を高めたほか、車体の低重心化などで「かっこいいデザイン」を狙った。

 プリウスは1997年に世界初の量産型HVとして発売されて以来、エコカーの代表格として高い人気を誇り、今年7月末時点での世界累計販売はワゴンタイプも含めると400万台を超えた。

 米国はトヨタにとって日本に次いでHV販売が多い主要市場。ただ、昨年来の原油安や景気回復を背景に、燃費性能の高い乗用車よりも大型車を選好する傾向が強まっており、プリウスの新車販売は月間ベースで前年比2桁減が続く。

 前回の全面刷新から6年以上も経過し、前世代モデルの新鮮味が薄れていたことも不振の一因とみられ、新型プリウスの投入で販売攻勢を仕掛ける考えだ。日本では今年末、米国では来年初めに発売される。(ラスベガス時事)