毛が伸び過ぎた羊を発見、命の危機に直面
オーストラリアの愛護団体が刈り職人を急募
オーストラリアの首都キャンベラ近郊の森林で、毛が伸び過ぎて生命の危機に直面している羊が発見された。動物愛護団体が2日、羊の命を救う毛刈り職人をツイッターで急募したところ、全国羊毛刈りコンテストの優勝経験者が名乗りを上げた。
英国動物虐待防止協会のキャンベラ支部によると、羊はメリノ種で、定期的に毛を刈らなければ健康に問題が生じ、死に至る場合もあるとされる。長年1匹で過ごしてきたとみられ、人が近づくといら立つという。支部長は「羊は通常の4~5倍の大きさで、今まで見た中でも最大級」と驚いている。性別や年は不明だが、同協会は雄とみている。
毛刈りに名乗り出たイアン・エルキンズさんは「私にとって最大の挑戦の一つとなるだろう」と話している。支部長は「羊はまだ興奮状態だが、3日には落ち着かせて毛を刈りたい」と述べた。(シドニーAFP時事)