無人補給機「こうのとり」のハッチが開く
油井亀美也さんら入室、補給物資を搬出へ
国際宇宙ステーション(ISS)に到着した無人補給機「こうのとり」のハッチが25日夜、開けられ、長期滞在中の油井亀美也さん(45)ら宇宙飛行士が中へと入った。この後、補給物資などの搬出作業を行う。
25日未明にドッキングを完了後、気圧の調整などを行った上で、午後7時24分にISSとの間を仕切るハッチが開けられた。
万が一、有害なダストなどが浮遊している場合に備え、ゴーグルを付けた油井さんは浮かびながら中へ入り、係留中に使う消火器を設置したり、内部の写真を撮影したり忙しく立ち働いていた。
一方、暗黒物質検出を目指す観測装置「CALET(キャレット)」もロボットアームでこうのとりから取り出された。日本実験棟「きぼう」のロボットアームに受け渡され、きぼうの船外実験プラットホームに設置される。