ホノルル市と長岡市、真珠湾で合同平和式典


戦後70年、日米開戦の舞台で2000発の長岡花火を打ち上げる

ホノルル市と長岡市、真珠湾で合同平和式典

ホノルル市と長岡市、真珠湾で合同平和式典

真珠湾の追悼式典で打ち上げられた鎮魂の花火「白菊」=14日、米ハワイ州ホノルル市(時事)

 戦後70年を迎え、日米開戦の舞台となった米ハワイ州ホノルル市の真珠湾で15日(日本時間16日)、同市と新潟県長岡市が合同で平和式典を開いた。式典では、戦没者の慰霊と平和への祈りを込め、2000発の長岡花火を打ち上げた。

 真珠湾の米軍基地で行われた式典には、地元市民ら2万人が集まった。両市の中高生が真珠湾攻撃などの歴史を学びながら練り上げた平和宣言を発表。長岡市の中学3年九川涼佑君(15)が代表し、「平和を築くためには戦争の真実を学ぶ努力が大切」と訴えた。

 長岡市は、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の出身地だったことが縁で、2012年にホノルル市と姉妹都市提携した。長岡市も太平洋戦争中に米軍の空襲を受け、1486人が死亡した。

 式典には山本長官の孫の山本源太郎さん(53)も出席した。(ホノルル時事)