宇宙飛行士の油井亀美也さん「準備は120%」


来月初飛行、延期も前向きに

宇宙飛行士の油井亀美也さん「準備は120%」

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を前に、訓練のため滞在中の米ヒューストンでインタビューに応える宇宙飛行士の油井亀美也さん(テレビ会議の画面から)=23日午前、東京都千代田区の宇宙航空研究開発機構

 7月から約5カ月間の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に臨む油井亀美也さん(45)が23日、訓練中の米ヒューストンからテレビ会議システムを通じたインタビューに応じ、「準備は120%できたと言っていい。打ち上げが夏休みの時期になったので、子供たちにも興味を持ってもらえるよう、情報を発信していきたい」と約1カ月後に迫った初飛行への抱負を語った。

 油井さんが搭乗するロシア宇宙船ソユーズは当初5月の打ち上げ予定だったが、4月末にロシアの無人補給船が打ち上げに失敗、原因究明などのため約2カ月延期された。

 この間、ISS滞在中に行う実験の疑問点を直接研究者に聞いて理解を深めたり、家族と食事をするなどリラックスする時間を取ったりしたという油井さん。「同僚とも(延期を)積極的に解釈して、延びた時間を有意義に使っていこうと話した」といい、地上チームの会議に差し入れを持って参加するなど、コミュニケーションを深めることができたという。

 滞在中の8月には、鹿児島県・種子島宇宙センターから日本の無人補給船「こうのとり」5号機がISSに到着。ドッキングの際には、先輩飛行士の若田光一さん(51)が地上からの通信役を務める予定だ。油井さんがドッキングに直接関わるかは未定だが「筑波の管制チームとヒューストンの若田さん、ISSで私が重要な役割を果たせれば、これほど素晴らしいことはない」と話した。

 油井さんが搭乗するソユーズは、7月23日午前6時2分(日本時間)、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。