2020年東京五輪を控え、新宿・上野でおもてなし


外国語観光案内チーム「おもてなし東京」が始動

2020年東京五輪を控え、新宿・上野でおもてなし

コロンビアから来た家族4人に声を掛ける「おもてなし東京」のメンバー=19日、東京・新宿駅西口の都庁付近

 「Can I Help You?(お手伝いしましょうか)」。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、街なかで困っていそうな外国人旅行者に英語などで声を掛けて観光案内する東京都のボランティアチーム「おもてなし東京」が19日、新宿駅西口と上野駅の周辺で活動を始めた。

 この日は「OMOTENASHI TOKYO」と書かれた青色のユニホームを着たメンバー32人が参加。新宿では、大荷物を抱えて米国から来た親子に声を掛けた。親子は「とてもいい活動だと思う。きょう帰国するけど、東京は好き。またすぐ来ます」と笑顔で話していた。メンバーはまた、中国やコロンビアから来た観光客に対し、タブレットを使って、多言語対応の都の観光サイトを紹介していた。

 チームは16年度以降、外国人旅行者が多い銀座や浅草、秋葉原などに活動地域を拡大する。都は現在約1300人のボランティア登録者を20年までに3000人に増やしたい考え。