7日からサミット、風光明媚なリゾートで


ドイツ南部のエルマウ城で、2日間の日程で開幕

7日からサミット、風光明媚なリゾートで

先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)開催地、ドイツ南部のエルマウ城=5月18日、独南部バイエルン州(AFP=時事)

 先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が開かれるのはドイツ南部クリュン村(人口約2000人)にあるエルマウ城。近くにはドイツ最高峰のツークシュピッツェ(2962メートル)がそびえ、一帯は風光明媚(めいび)な高原として知られる。

 エルマウ城は約100年前に建てられ、今は高級リゾートホテルとして著名人の間で人気だ。オーストリアとの国境沿いのこの地域はスキーヤー憧れの地でもある。クリュンと隣接する町ガルミッシュパルテンキルヘンでは1936年に冬季五輪が開催された。

 自然豊かな場所を選んだ理由に関し、ドイツ政府は「参加者が対話に集中し、くつろいだ雰囲気で語り合えることが重要だ」と説明する。

 一方、このところサミットはテロ対策などの観点から大都市を避ける傾向にあり、今回の選定にはそうした方針も反映された。当局は首脳らの安全確保に万全を期すため、エルマウ城の警備に集中。オーストリアの応援も含め、警官ら約2万5000人態勢で臨む。(ベルリン時事)