毛利文香さん、バイオリン部門で6位に入賞
ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールで
ベルギーの世界的な音楽コンクールであるエリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門の最終審査が30日夜、ブリュッセルで開かれ、横浜市出身の毛利文香さん(21)が6位に入賞した。
毛利さんは取材に対し「うれしいのと、ちょっと悔しいのと混ざっている」と涙を見せながら、「一生こんな経験はできない。この経験を生かして高いレベルを目指して頑張っていきたい」と語った。優勝は、韓国のイム・ジヨンさん。
毛利さんは桐朋学園大ソリストディプロマコースを経て、慶応大文学部に在学中。3月にはイタリアのジェノバで開かれたパガニーニ国際バイオリンコンクールで2位に入賞していた。
エリザベート・コンクールはチャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと並ぶ世界三大コンクールの一つ。(ブリュッセル時事)