今年で5回目、秋田市で「東北六魂祭」始まる


東日本大震災の鎮魂と復興願い、東北6県の夏祭りが一堂に

今年で5回目、秋田市で「東北六魂祭」始まる

東北六魂祭のパレードで竿燈(かんとう)に明かりをともして演技する参加者ら=30日午後、秋田市

 東日本大震災からの復興と犠牲者の鎮魂を願い、東北6県の夏祭りが一堂に会する「東北六魂祭」が30日、秋田市で始まった。今年で5回目、被災3県以外での開催は昨年の山形県に続き2回目。31日まで行われる。

 今年のテーマは「輝」。「夕闇に輝く竿燈(かんとう)のように、東北の希望や実りが感じられる祭りに」との思いが込められた。

 メーンイベントのパレードでは、盛岡さんさ踊り、青森ねぶた祭など約1350人の踊り手らが市中心部の約1・2キロを練り歩いた。パレード終盤では、秋田竿燈まつりの竿燈50本に明かりがともされ、参加者が肩や腰などに竿燈を乗せる妙技を披露した。

 実行委員会は30、31日の両日で計約22万5000人の人出を予想している。