「国際ドローン展」、千葉・幕張メッセで開幕


最新製品の展示やデモ飛行、技術セミナーも

「国際ドローン展」、千葉・幕張メッセで開幕

国際ドローン展で展示されたドローン=20日午前、千葉市の幕張メッセ

 小型無人機「ドローン」の最新製品の展示やデモ飛行、技術セミナーなどを行う第1回「国際ドローン展」(日本能率協会主催)が20日、千葉市の幕張メッセで開幕した。22日まで行われる。

 ドローンは空撮や災害調査のほか、測量、警備、物流などへの応用が期待されている。首相官邸に落下した事件を受け、国は産業振興と並んで法整備にも乗り出しており、内閣府や国土交通省などによるセミナーも開かれた。

 20日午前の国際シンポジウムでは、中国・DJI社の日本代表が、首相官邸事件に同社製ドローンが使われたことについて「悪用を完全に防ぐのは不可能だが、法規制ができたらマニュアルに入れたい。法律やライセンス、保険ができれば業界が発展する」と述べた。

 世界シェアの多くを占めるDJIのドローンには日本製の電子部品やバッテリーが多く使われており、日本企業と協力して発展を目指すという。