巨大ロボが霞ヶ関の警視庁本部前に登場
「機動警察パトレイバー」交通安全に一役
近未来の警視庁を舞台にした人気アニメ「機動警察パトレイバー」の実写版映画の撮影で使われた巨大なロボット(高さ約10・5メートル)が17日、東京・霞が関の警視庁本部前に登場し、この日行われた交通安全キャンペーンを盛り上げた。
お目見えしたのは、今月から公開されている映画「THE NEXT GENERATIONパトレイバー首都決戦」で使用された警察ロボット「イングラム」。映画では警視庁が犯罪対策のため導入したロボットとの設定になっている。
パトカーのサイレンが鳴り響く中、あおむけにになった状態のイングラムがゆっくり起き上がり直立。集まった多くのファンらから拍手が湧いた。
警視庁はこの日、二輪車の事故防止キャンペーンを実施。女性のバイク愛好家約50人が安全宣言をした後、女性白バイ隊員を先頭に皇居の周りをパレードした。広田耕一交通部長は「全てのライダーのお手本として安全に運転してほしい」と呼び掛けた。
警視庁によると、今年の交通事故死者数は5月13日現在で前年比19人増の64人。うち20人が二輪車による事故だった。