KDDIが「auショップ」で食品を販売
コメや野菜などを扱う、ネット通販も強化
KDDIは14日、全国約2500カ所の「auショップ」で、食品・生活用品の物販事業を始めると発表した。「auウォレット・マーケット」の名称で、コメや野菜、飲料水などを扱う。今年夏に一部店舗、年度内に全国の店舗で始める。国内の携帯ショップが端末や周辺機器以外の物販を手掛けるのは初めて。
ネット事業も強化する。4月に子会社化したネット通販会社「ルクサ」(東京)と共同で、高級レストランの食事券や地方の名産品、家電などを販売する専用サイトを開設。今夏からサービス開始する。
KDDIは、通信サービスの周辺事業を強化する方針を掲げており、物販への本格進出はその一環。都内で記者会見した田中孝司社長は「通信事業とともに進化させ、ユーザーに利便性を提供していく」と話した。