仏の動物園で絶滅危惧のサル17匹が盗まれる


ゴールデンライオンタマリン7匹とシルバーマーモセット10匹

仏の動物園で絶滅危惧のサル17匹が盗まれる

母親にしがみつくゴールデンライオンタマリンの子供=3月18日、スイス・チューリヒ(EPA=時事)

 フランス中部ボーバルの動物園は11日、絶滅の危機にひんしたサル17匹が盗まれたことを明らかにした。

 犯人は9日夜、動物園に侵入。ゴールデンライオンタマリン7匹とシルバーマーモセット10匹を盗んだ。園長は「どの動物を盗むべきか正確に分かっている。犯人は動物に詳しい」と指摘した。

 盗まれたサルは厳密な栄養管理が必要で、健康状態が懸念されている。1匹は尻尾をけがしていて手当てが必要という。園長は「これらのサルを飼育するのは非常に難しく、専門家が世話する必要がある。すぐに見つかってほしい」と述べた。(サンテニャン〈仏〉AFP時事)