海保巡視船「あきつしま」が横浜港に帰港


パラオで両陛下が船長室に御宿泊、乗組員一同が大変光栄に

海保巡視船「あきつしま」が横浜港に帰港

 天皇、皇后両陛下が8~9日にパラオを訪れた際、宿泊された海上保安庁の巡視船「あきつしま」が16日、横浜港に帰港した。船長の川上直実2等海上保安監(55)は「重要な任務に携わることができ、乗組員一同、大変光栄に思っている。無事任務を終え安堵(あんど)している」と語った。

 船は3月31日に出発し、今月4日にパラオに到着。両陛下は8日、船長室に泊まった。船長によると、9日、ペリリュー島に海保のヘリコプターで向かう両陛下から、乗組員にねぎらいの言葉があった。同島からパラオ国際空港に戻った際、ヘリの搭乗員にもねぎらいの言葉があったという。

 船は10日、パラオ政府と救助などの合同訓練をした後に現地を出発。16日午前9時に横浜港に着いた。