日本競泳陣に世代交代が、出るか新たな勢い
世界水泳の競泳代表に萩野ら25人、池江は中学生14年ぶり
来夏のリオデジャネイロ五輪を占うロシアでの世界水泳。競泳代表は、2013年の前回バルセロナ大会からがらりと顔触れが変わった。
長く第一人者の座にいた北島康介(日本コカ・コーラ)、12年ロンドン五輪メダリストの松田丈志(セガサミー)、鈴木聡美(ミキハウス)らが外れ、中学3年の池江がメンバー入り。5年後の東京五輪を控え、着実な世代交代を印象付けた。
世界選手権で初の頂点を目指す萩野、渡部が複数種目を制して本番への期待を抱かせた。しかし代表選考会の記録そのものは低調に終わり、個人種目の派遣条件をクリアした選手は13人にとどまった。平井伯昌監督は「若手の有望選手は出てきたものの、記録は残念なところ。人数も少な過ぎる」と危機感を口にする。
日本水泳連盟が世界選手権で目標に掲げるのは、複数の金メダル獲得。優勝者はそのままリオ五輪切符を手にする。同じ五輪前年の11年上海大会でも同様の条件を設定したが、クリアした選手はいなかった。若いチームとなったことで、新たな勢いが生まれるか。