「福島県立ふたば未来学園高校」で入学式


福島・広野町に復興担う高校を新設

「福島県立ふたば未来学園高校」で入学式

新設された福島県立ふたば未来学園高校の入学式で「広く社会に貢献できる人材を目指す」と誓う新入生代表の日下雄太さん=8日午後、同県広野町

 東京電力福島第1原発事故の影響が大きい福島県双葉郡の8町村の要望を受け、新設された県立ふたば未来学園高校が8日、同郡広野町で開校した。郡内から移転した高校に通う生徒が減少する中、復興を担う人材の育成を目指す。

 この日の開校式と入学式には、紺のブレザーに身を包んだ152人全員が出席。新入生代表の日下雄太さん(15)が「福島県の未来を支え、社会に広く貢献できる人材を目指し、まい進していく」と誓った。式では、県から校旗が授与され、完成したばかりの校歌も披露された。

 1期生のうち97人が地元の双葉郡出身で、ほとんどが避難生活を続けている。うち8人は入学を機に県外から戻って来た。

 同校は、大学進学のほかスポーツ選手や専門職向けのコースを設ける総合学科。国の支援を受け、原子力防災などの分野で国際人を育成する。宇宙飛行士の山崎直子さんら、各界の第一人者が教壇に立つ特別授業も計画されている。

 同校がある双葉郡は、広野町を除く7町村で避難指示区域を抱える。郡内の県立高5校は外部の間借り校舎へ移転したため生徒数が減少し、8町村が県に新設校の設置を求めていた。5校は2017年3月で休校となる。