五輪支援組織の豊田会長「最も革新的大会に」


名称は「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」

五輪支援組織の豊田会長「最も革新的大会に」

「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」の初会合で、あいさつする豊田章男会長(前列右)=16日午後、東京・大手町

 経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体は16日、共同で設立した2020年の東京五輪・パラリンピック支援組織の初会合を、東京都内で開いた。会長に就任した豊田章男トヨタ自動車社長は「五輪成功やレガシー(遺産)作りにどう貢献できるかまとめたい。史上最も革新的な大会実現に向け汗をかきたい」と抱負を述べた。

 支援組織の名称は「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」で、経済3団体の副会長クラスらが委員に就任した。東京五輪に加え、19年に日本で開催されるラグビーのワールドカップも対象に、資金協力やあるべきまちづくりなどを検討する。

 豊田氏は五輪の大会組織委員会副会長を務め、トヨタ自動車は国際オリンピック委員会(IOC)と最高位のスポンサー契約を結んだ。そうした立場もあり、豊田氏は会合で「スポンサーになった、ならないにかかわらず、多くの会社が何かの役に立ちたいと思っているはずだ」と語り、オール経済界で支援する必要性を強調した。