サンパウロ、サンバの本場に立佞武多現る


コシノジュンコ氏が衣装デザイン

サンパウロ、サンバの本場に立佞武多現る

14日、ブラジル・サンパウロのカーニバルに出場した「立佞武多(たちねぷた)」(時事)

 ブラジル・サンパウロの真夏の祭典、カーニバル(謝肉祭)に14日未明、青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)」が登場した。東日本大震災後の復興支援に感謝するため、約1万8000㌔離れたブラジルまで海を越えた。ブラジルのカーニバルに外国の山車が出場するのは初めて。

 鹿嶋大明神が、地震を招くと伝えられるナマズを押さえ込む姿を特殊な和紙と塗料で描いた立佞武多は、高さ約15㍍と迫力十分。ブラジル人サンバダンサーらを従え、3万3000人収容の会場を行進した。

 立佞武多は、東京・浅草のカーニバルにも出場経験がある有力サンバチーム「アギア・ジ・オウロ」から出場した。日本とブラジルの外交関係樹立120周年に当たる2015年、チームのテーマは「日伯の融合」。日本人や日系人を含む約3500人が「ニッポン」を表現した衣装や山車と共に踊り、歌った。

 13日に行われた立佞武多の贈呈式で、五所川原市の平山誠敏市長は「われわれの紙文化を多くの人に知ってほしい」と語った。衣装デザインなどを手掛けた服飾デザイナーのコシノジュンコ氏も「日本の本物の伝統文化をカーニバルで披露できる」と意気込んだ。(サンパウロ時事)