高知・中土佐町に円柱型の津波避難タワー


高知・中土佐町に円柱型の津波避難タワー

 高知県中土佐町は、南海トラフ巨大地震に備え、らせん状のスロープを設けた円柱型の津波避難タワーを沿岸部に建設する方針を決めた。タワーは3階建てで、高さ約20メートル、直径約17メートル。避難フロアに400人を収容できる。今年度中の完成を目指している。

 円柱型の構造は、津波の衝撃への耐久性を高める上で有効と判断した。避難時の上り下りにはスロープと階段を利用できるようにするほか、高齢者・障害者向けに4人乗りの手動式ゴンドラを設ける。

 備蓄倉庫や簡易トイレ用のスペース、非常電源用ソーラーパネルなども取り付ける。