田中英祐投手、「日々成長」の一年に
京大から初のプロ、自主トレ公開
ロッテにドラフト2位で入団し、京大から史上初のプロ野球選手になった田中英祐投手が6日、京都市内で自主トレーニングを公開した。雨で京大グラウンドが使えなかったため、近くの神社で祈願した後、境内の坂道を駆け上がった。
坂道は傾斜がきつく、京大野球部が新年の始動日や日頃の練習でも使用している。「毎年、ここから始まった」。既に3日から本格的にランニングなどに取り組んでおり、この日はダッシュを軽快に3本こなした。
「けがなく、良い一年を」と祈願し、絵馬に記したのは「日々成長」。田中は「一日一日には何かしら意味がある。そこで一歩一歩、成長していく。これを一年の目標にしたい」と話した。
7日には、さいたま市にあるロッテの寮に入る。大学での4年間、汗を流してきた京大グラウンドの前で「場所が変わっても頑張る」と誓った。