クリスマスを前にロブスターの輸入がピーク


成田空港でカナダから届いた「オマールエビ」を税関職員が検査

クリスマスを前にロブスターの輸入がピーク

 クリスマスを前に、ロブスターの輸入がピークを迎えている。成田空港には17日、東京都内の海産物輸入会社「海老正」がカナダから取り寄せたロブスターの一種「オマールエビ」3トン(約5000匹)が生きたまま到着し、税関職員が検査に追われた。

 東京税関によると、2003年以降のオマールエビの輸入は減少傾向にあったが、10年から増加に転じ、13年は全国で1208トン、24億3000万円分が輸入された。カナダからの輸入が量、額とも全体の4分の3程度を占めるという。

 同社でロブスターの仕入れを担当する高木繁忠さん(45)によると、オマールエビは年間を通じて輸入されるが、クリスマスまでの1週間は通常の2倍程度を取り扱う。最近は、より高価な伊勢エビに代えて正月のおせち料理に利用されることも多く、年末にかけて繁忙期が続くという。