ユーキャン新語・流行語大賞、表彰式でもネタ


来年も応援してくれなきゃ「ダメよ~、ダメダメ!」

ユーキャン新語・流行語大賞、表彰式でもネタ

今年話題になった言葉を選ぶ「2014ユーキャン新語・流行語大賞」に「ダメよ~ダメダメ」が選ばれたお笑いコンビ「日本エレキテル連合」。「集団的自衛権」も大賞に選ばれた=1日午後、東京都内

 今年の流行や世相を反映した言葉を選ぶ「2014ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表され、政府が行使容認の閣議決定をした「集団的自衛権」と、人気お笑いコンビ「日本エレキテル連合」のギャグ「ダメよ~ダメダメ」の2語が年間大賞に選ばれた。

 表彰式に出席した日本エレキテル連合の2人は、「冗談で『今年は流行語大賞を取るぞ』と話していたら本当になった」と喜びを爆発させ、「来年も応援してくれなきゃ、『ダメよ~、ダメダメ!』」と会場を沸かせた。一方、「集団的自衛権」は対象者が受賞を辞退したという。

 年間大賞以外のトップテンには、ゲームがヒットして関連商品が飛ぶように売れた「妖怪ウォッチ」や、ディズニー映画の主題歌「ありのままで」、スキージャンプ競技の葛西紀明選手らの偉業をたたえる称号「レジェンド」などが並んだ。

 社会問題では、使用者による深刻な事故が相次いだ「危険ドラッグ」や、妊娠による降格は違法との最高裁判決で注目を集めた「マタハラ」がトップテン入り。このほか、女性が憧れる告白シーン「壁ドン」やNHKドラマのナレーション「ごきげんよう」、広島東洋カープの女性ファンを指す「カープ女子」が入選を果たした。

 今年は物議を醸す記者会見が相次いだことから、「STAP細胞はあります」「ゴーストライター」「号泣会見」といった候補もノミネートされていたが、選ばれなかった。