ハミルトン、底力でF1王座
2度目の総合優勝、小林はリタイア
2位以上ならタイトルが決まるハミルトンは、2番グリッドから「今季最高だった」という完璧なスタート。トップに立って序盤からレースを支配した。
中盤にはタイトルを争ったロズベルクが、マシンの不調で後退。王座がほぼ確定した終盤はマッサの追い上げをかわし、歓喜のチェッカーフラッグを受けた。
最強のパワーユニットを擁したメルセデス勢は今季のF1を席巻した。同僚ロズベルクとは、ベルギーGPでマシンが接触するなど確執が表面化したが、ハミルトンは9月以降、最終戦を含めた7戦中6勝と底力を発揮。
王者は「ニコ(ロズベルク)は最強の挑戦者だった」とライバルの強さをたたえつつ、2度目の王座に酔いしれた。(アブダビ時事)