フィギュア女子の村主章枝33歳が引退表明
トリノ4位、五輪入賞2度
フィギュアスケート女子で長く第一線で活躍し、2006年トリノ五輪で4位に入るなど五輪で2度入賞した村主章枝(33)kappaが13日、東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。今季は不振で12月の全日本選手権の出場権を逃した村主は「この辺が潮時かなと思い決断に至った。寂しい思いもあるが、未来に気持ちが向かっている」と話した。今後は振付師としてフィギュア界で活動する予定。
村主は豊かな表現力や高速スピンを武器に活躍。初出場の02年ソルトレークシティー五輪で5位入賞を果たした。03年グランプリ(GP)ファイナルでは日本勢初の優勝を遂げた他、世界選手権で銀1、銅2のメダルを獲得した。全日本選手権は計5度優勝した。村主は「トリノが一番印象に残っている。100%に近い演技をすることができた。五輪の魅力をずっと感じていた」と感慨深そうに語った。
村主は10年バンクーバー五輪の代表入りを逃した後はスポンサー探しに苦労しながら、競技を続行していた。